別れを決断できる人と、そうでない人の違いって、なあに?! ~幸せに近づく3ステップ~

こんにちは。相談件数4万件、
「幸せな恋愛・結婚カウンセリング」、臨床心理士の谷地森久美子です。

私のカウンセリングルームのお隣のビルは、
ウエディング専門のレストラン。

ジューン・ブライドの、この6月は連日、
結婚式が行われています。

晴れた日はレストランの中庭や屋外にも新郎新婦が姿を見せるため、
私も、うきうきしながらオフィスに通う日々です。

さて今回は、パートナーとの関係継続を迷いつつ決断できないあなたが、
一歩、前に進むために、押さえておくべきポイントを
ご紹介したいと思います。

それでは、はじめていきましょう。

************************

   
「どう考えても、このままではよくない!」
「これほど辛いなら、別れたほうがお互いのため」
   
こころある人からの助言も、そして自分でも、そう思う…。
  
なのに、なかなか決められない、
ずるずる何年も、引きずり続ける日々。
  
そうそう、今、まさにこの状況…という方、
きっとおられますよね。
  
   
今回は、こんな「腐れ縁」、「共依存」傾向の方々が、
  
決断できない毎日を生き延び、幸せに近づくために
おさえておくべきポイントをご紹介します。
 
  
「共依存」を、優しい言葉で言い換えれば、
     
幸せでないのに、なぜか相手と別れることができない、
相互に依存しあった発展性のない関係性、のこと。
  
     
この状態を卒業することこそ、あなたが幸せになる早道。
  
決断できないでいる方々も、知識レベルでは重々承知。
   
では、なぜ実行に移すことができないのでしょうか?
  
理由は、大まかに以下のことが考えられます。
    
   
・これまでの、こじれた関係はうんざりだけど、
「パートナーがいる状態を失う」のが怖い――。
     
・別れたあとの自分が想像できない、変化すること自体、
どうなるか、恐怖がつきまとう――。
     
・自分と別れたら、相手がどうにかなってしまうのでは?
相手は、生きていけなくなるのではないか――。
        
・子どもや、経済的な理由で、決断できない――。
     
・相手は100%、悪人なわけではない。
だからこそ、決断しようとする自分自身のほうが、
悪いことをしているのではないかと思い、躊躇してしまう――。
     
・考えること自体、今は無理――。
  
  
以上のように、これら幾つかが重複し、そのためご本人の中で、
整理がつかなくなるのでしょう。
   
  
これはもう、辛いですよね!
   
さて、この状態を、どうやって生き延びていけばよいでしょうか。
   
何よりも今回、お伝えしたいのは、
  
あなたが、「自分自身を、しっかり大事にする」ことです!
  
   
自分自身を大事にするには、
実際どんなことを心がければよいか、以下に説明しますね。
   
   
① 「今、状況を変えられない」ことを、責めずに許そう:
   
どこから自分の人生は、狂ってしまったのだろうと、
自分自身を責めてしまうこと、ありますね。
   
でも、ひとりで過去を悔やむのは、古傷をほじくり返す、
自分に優しくない行為。
   
「今の自分は、決められないんだ、変えられないんだ」
  
ただ、それだけです。そこには、良いも悪いもないのです。
  
弱って判断力を失っている時は、大事な決定はしないほうがいい。
  
なぜなら、そんな状況のあなたは周囲や人を
「否定的なフィルターで眺める」ことになるから。
  
だから、とりあえず保留でいいのです。
  
自分自身に、優しく優しく、してあげましょう。
  
  
② 回復状態に応じて、適切な相談相手を賢く選ぼう:
       
私たちは、混乱したり、自分の限界をこえた状況に遭遇すると
   
同僚、友だち、そして家族など、いつも身近にいる人に
ついつい相談したくなるものですね。
  
本当に弱っている時は、それで充分。
これは第一段階の、こころの応急処置ですから。
     
そして聞いてもらって、吐きだして、少し余裕を取り戻したら、
次のことをおさえましょう。
   
自分が不安定になるたびに、
    
「聞いて、聞いて」を繰り返していると、確かに
気持ちは一時的におさまり、ほっとする。
   
しかし不安を相手に受け取ってもらうことが
当たり前になってしまうと
  
自分の心の中からあふれ出た感情や事柄を
自動的に、外の相手に、投げ込む癖がついていく。
  
それは、問題や葛藤を
   
自分の頭で考え、自分の心で感じ、自分の腹に落とし
熟成していく…、その体験の機会を失います。
    
   
もし、あなたが、心の底から「変わりたい!」と願うなら
           
「依存」「共依存」の課題(問題)を
自分自身が持っている可能性を
  
しっかり自覚することが肝心です。
  
そして、この課題は、身近な人に、
ただ吐き出すことをしていても、
こころの成長や回復にはなりません。
   
   
身近な人のほうが気軽だし、ある意味、安心できるのは、わかります。
  
しかし、その習慣(クセ)は、
      
葛藤を介して、 
自己成長していく芽を、自ら摘み取ることに等しいのです。
   
   
もちろん、心がとても混乱し、傷ついていて、
それしかできない時には、それでもOK.。
  
ただ、もうこれ以上先のばしできない「時がきた」と感じたら、
  
その領域にたけた力のある専門家を味方にして、
「自分の人生に勝負をかけてみる」こと!
    
     
専門家に相談するメリットは、ほかにもあります。
  
  
弱っている時は自分の世界に入りこんで、
普段は見えていることも見えなくなりがちです。
   
カップル・夫婦の問題は、心理的な面だけでなく、
法律や経済、そして命の危険がある時は、
行政や警察の力を借りることが必要です。
  
辛く先が見えない状況の時こそ、専門性に基づいた、
多面的な視点を提供してくれるプロの力を「活用」する発想を
頭の片隅に、ぜひおいていただきたいです。
  
    
③ 「私は私の人生を生きる!」と自分自身に宣言しよう:
    
共依存カップルの中には、
   
「別れるなら、自分がどうなっても構わないんだね」と
相手に脅されて、別れたいのに、別れられない人がいます。
  
脅された立場に立てば、パートナーが
衝動的に極端な行動に走ってしまうのではないか…と、
とてつもない恐怖を感じる。
  
もし、相手の人生が台無しになったら…と、
身動きがとれなくなり、判断不能となる。
   
  
こんな巧みなワナにはまり、ひたすら我慢している、
心優しい人を、私はたくさん知っていす。
  
でも、どうか、考えてほしいのです。
   
「相手に死なれたくない」ためだけに、
  
暴力、脅し、支配が充満する、奴隷のような毎日で
一生が終わっても、よいのでしょうか。
    
もっと、「ご自身」を、
そして、「自分の人生」を大事にしてほしいのです!
     
     
「でも、どうしていいかわからない!
動きとれないし、現状維持しかないでしょう?!」
    
そう叫びたくなるのは、あなたが限界にきている
証拠なのかもしれません。
  
そして、現状維持を続けてきたことで、
   
あなたを助ける社会的なネットワークから、
孤立してしまったのかもしれません。
   
        
今のままでは、ただ苦しいだけです。
      
      
自分は、こうして生きていきたい――!
  
相手に合わせた自分ではなく、
「あなた自身」を今までより、はっきり表明してみましょう。
     
    
辛い状況を生き延びるためにも、
   
あなた自身が思い描く未来をつかむためにも
   
自分の人生を、どう生きたいか――、
   
「主体性をもつこと」が、幸せのカギです!

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