こころがポキッと折れそうな時の、生き残りのヒント

こんにちは。相談件数4万件、
「幸せな恋愛・結婚サポートカウンセラー」、
谷地森久美子です。

みなさんは、「なぜか辛い状況にハマってしまう」、
「またマズい相手を好きになってしまった」など、
なりたくないパターンを繰り返してしまう体験、
ありませんか。

前回のA子の場合、
幼少期には両親、結婚してからは夫から、
暴力を受ける人生でした。

暴力に限らず「似たようなパターンを繰り返す」
という体験は、実は私たちの人生の中で
珍しいことではありません。

筆者も、大きな事故・事件に立て続けに巻き込まれ、
人生を自問する30代を経てきました。

しかしその後、心理学のある考え方に触れ、
その意味を深く理解するに至りました。

きょうは前回のケースを通して、
繰り返される辛い状況から、
人生をサバイブするヒントを考えていきます。

*******************

A子さんの人生には、
常に苦しみがつきまといました。

罵声・罵倒が
普通のコミュニケーションだった子ども時代。

アルコールが入ると
豹変するDV夫との結婚生活。

繰り返される暴力。
そしてA子さんはいつも被害者。

その苦しみの根源には、
「加害者VS被害者」というペア/対(つい)が在ります。

ユング派から生まれたプロセスワーク
(プロセス指向心理学)では、

それらを、
人生の中で演じている「役割(ロール)」と、とらえます。

A子さんの例でいえば、
暴力を振るい危害を加える「加害者」。

それに脅かされる「被害者」。

それぞれを、

「被害にあっている=A子さん」、
「暴力をふるう=A子さんの夫」、

という、いつもの発想から、視点を変えて、
A子さんの人生にある
「役割(ロール)」と、とらえます。

A子さんのように、幼い頃から
脅かされる状況に慣れていると、
いつも“脅かされている”ことに目が向かいます。

これが被害者ロールです。

でも、悪いことではありません。
こういう状況になれば当然ですね。

しかし、上記の心理学の考えに従えば
A子さんがいつものように
「被害者」ロールを担うときには、同時に
「加害者」ロールもA子さんの人生に在るため、

A子さんに関係した人が、
加害者/暴力ロールを
“担わされる” ことがあるのです!

以前は、A子さんの両親や、もと夫が
その役を担っていました。

仮にその後、
その人たちと物理的に離れても、
別の人間関係で、同じパターンを
繰り返す可能性があります。

例えば、
「もう二度とDV男とは、つきあうものか」と決意して、
新しい男性とつきあっても、ふたをあけると、
暴力的な相手だったり…
(つまり、またA子さんは、被害者ロールを担ったり)、

あるいは逆パターンで、
A子さんの子どもが学校で何かあったとき、
A子さんが、子どもを守るという名目で、
学校に対して、
モンスターペアレント/クレーマー
(加害者ロール)になったり…。

この「繰り返される対のパターン」は、
人によって様々な組み合わせがありますが、
A子さんに限らず、
私たちみんなの人生の中で起こっているのです!

でも、なかなか気づくことができません。

ではそのパターンに翻弄されず、
人生を生き抜く・生き残るには、
どんな手立て・ヒントがあるのでしょうか?

ひとつのカギは、
あなたが、
いつも担ってしまっている
「ロールを見抜く」ことです !!!

具体的なヒントは、
また別の機会にご紹介します。

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