「不倫」をやめたくてもやめられない理由

こんにちは。相談件数4万件、

「幸せな恋愛・結婚サポートカウンセラー」、
谷地森久美子です。

自分が本当に求めていることは何か。

これに無自覚な場合、
自分の欲求のために相手を使ってしまうことがあります。

まずは自分の欲求に気付いてあげること。

そして自分を認めてあげること。

自分の中の小さな承認が翻って、
身近な相手を慈しむことに繋がる――。

ここ数日、世界に起きている出来事に思いを馳せ、
こんなことを考えていました。

さて今回は「不倫」について。
理性ではいけないと分かっているのに、
なぜ関係を続けてしまうのか、
不倫の理由について考えていきます。

さて、はじめていきましょう。

*****************

     
ことの始まりは、些細なきっかけ。
    
気が付くと、すでにハマっており、
     
結婚生活と並行して、
密かに不倫を続けている方、
  
最近、増えてきています。
    
     
なぜ、そんなことが可能なのでしょうか。
      
     
それは、
   
    
「コインの表と裏」の関係に通じます。
  
結婚という「表の関係」に対する「裏の関係」。
  
両者が揃うことで、
一時的に均衡状態がもたらされるからです。
   
     
さらに続けますね。
  
  
結婚して生活を共にしていけば、
摩擦が生じ、隙間風が吹き、
   
パートナーとの関係も変わってくるもの。
  
そんな時、変化や違和感をそのままにせず、

丁寧に、パートナーと対話を重ねていけば、
大事には至りません。
  

ところが「夫婦という枠や形」に油断して
  
変化を放置したままで
毎日が過ぎていってしまうことがあります。
    
  
隙間風、ほころびを無視し続ければ、
   
当然、ある時ふと、
   
ふたりの関係の「中身」がスカスカに
なっていることに気付きます。
  

ところが、この段階に至っても
   
「夫婦関係に、波風たてることは良くない」と、
   
あえて何事もなかったかのように振る舞い続ける。
  
  
すると、ここからお決まりの状況が
始まります ((+_+))
  
    
夫婦のあいだで生じた、寂しさ、悲しさ、倦怠感、
空虚さ、孤独感、愛情の枯渇感などを、
  
別の相手で、埋め合わせ始める――。
   
これが「不倫」です。
    

仮に夫婦関係を、「表の関係」だとすると、
    
不倫関係は、それを補完する「裏の関係」。
    
表の関係が、カスカス、ギスギス、
どんよりであればあるほど、
    

裏の関係には、
       
うるおいに満ちた繋がり感、一体感、
   
甘くとろけるような融合関係、
    
からだの奥から無限の力が湧くような感覚などを
    
求めたくなり、体験することになります。
     

    
「表が日常」であれば、「裏は非日常」の世界。
  
それは、一度体験すると
忘れられなくなる媚薬のように、
  
至福に触れながらも、
はかなく一時で消えるもの。
    
そのため「また、もう一度、もう一度」と、
人を「関係に依存・中毒」させていきます。
  
   
これまでのパートナーと離婚して、
    
不倫相手と結婚することは
もちろん不可能ではありません。
  
ですが多くの場合、関係の持続は困難です。
  

なぜなら、
   
不倫は、結婚生活という「表の関係」が
あるから成立するのです。
   
補完関係にあった表の関係が消えれば、
  
不倫関係は、裏から表へと反転し、
  
ふたりを繋いでいた非日常性は、その時点で
日常へ移動させられ、消えてしまうからです。  
  
  
一体感、融合感、官能などは
  
非日常の世界にこそ、存在する要素。
  
反転することで、それらは日常にさらされ、
     
魔力や効能を失います。
   
    
「非日常的な世界や要素」は、
  
シビアな現実(日常生活)を
生き続けていくために、

私たちにとって必要不可欠です。
  
そしてできれば、

愛する人と日常も非日常も、両方を
  
その都度、行き来しながら一緒に味わいたい。
  
  
    
私は、不倫関係を一方的に否定するつもりは
ありません。
    
むしろ誰にとっても、不可避のテーマと考えます。
    
   
現在、不倫中で、孤独感などを抱えている方は、
それを忌み嫌わずに、
     
    
今、なぜ、不倫を続けているのか、
  
自分が求めているのは、相手自身なのか、
  
それとも不倫関係の中に、
手に入れたい何かがあるのか――。
  
     
立ち止まり考えてみることをお勧めします。
  
   
もしかすると、不倫は
   
これまで活かすことができなかった
あなたの一部分を表現しているのかもしれません。
  

例えば、周囲の期待に応えて生きてきた

良い子の殻を打ち破る
「自我の表明」なのかもしれません。
  
あるいは
  
初めて魂をふき込まれ、目を覚ました

「人と人を繋ぐ熱い情熱/女性性」
なのかもしれません。
   
   
最後に…、
   
夫婦のあいだで、不倫が発覚した場合、
  
関係が大きく揺らぐのは当然です。
    
その際に、夫婦で共に痛みを抱えながら、
    
不倫という事実を見つめ、乗り越えていくには、
いくつかのコツがあります。
     
それについては、
別の機会に譲りたいと思います。

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