妻の言葉が怖いんです…

こんにちは。相談件数4万件、
「幸せな恋愛・結婚サポートカウンセラー」、
谷地森久美子です。

今回は、「男女の性質と、受け取り方の違い」
について話題にします。

妻としては、思ったことを口にしただけなのに、
夫は、「批判されている・責められている」と感じてしまう――。

みなさんは、そんな経験、ありませんか。

***********************

男女の性質の違いのひとつ。

男性は、「褒められる」「認められる」
のが大好きです。

それは、もともと、
男性の多くが「目的志向タイプ」だからです。

目的を達すれば、その先には、当然ご褒美がある。

ご褒美の代表が、
「あなたって、すごいわ」「あなたのおかげよ」
「ありがとう」といった、
褒められること(賞賛)
認められること(承認)なのです。

そのため、男性パートナーと接する時には
基本、「ほめること」を大事にしましょう。

逆に、女性側にその視点が欠けていると、
女性が「無邪気」にしゃべったとしても、
男性は、「認めてもらっていない」と
感じてしまいます。

場合によっては
「(相手が)自分を責めている」と
受け取ってしまうことがあります。

*      *      *

30代の、Aさん・B子さんカップルを題材に
考えてみましょう。

子どもの運動会の翌日の夜。

急な出張で運動会を見に行けなかったAさんに
妻B子さんは、一人息子Jの活躍を
嬉しそうに報告します。

B子「Jがね、小1の代表として開会式の
“はじめの言葉”をやったのよ。

大きくなったんだなぁと泣けちゃったわ。
玉入れでも、Jの赤組が圧勝だったのよ。」

Jの活躍以外にも、運動会の状況、学校の先生の話、
ママ友の話などなど、B子さんの話は続きます。

最初は、静かに耳を傾けていたAさん。

それが、仲良しの親御さんの話になったとき、
次第に心穏やかに聞いていられなくなっていきました。

B子「集団登校で一緒の、6年生のKちゃんって、
あなたも顔を覚えているでしょう?

“親子で一緒 1年生の障害物競争”って、

ほとんどの子が、お父さんと出場するって
運動会当日の朝、担任の先生の発表でわかったの。

Jが“パパはお仕事なんだ”と寂しそうにしていたら、
Kちゃんのお父さんが “自分でよければ”って、
Jと一緒に参加してくれたの。

Kちゃんのお父さん、
学生時代は、陸上の選手だったそうで、
レースの後半は、Jを抱えて猛ダッシュ。

2人抜きで、1位になって、
みんなで大喜びだったのよぉ!」

妻は、Jとふたりで
「楽しかったね」と、はしゃいでいます。

それを聞いて次第にイライラしてきたAさん。

B子さんの話は、とまりません。

Kちゃんのお母さんが、
切迫流産しかけて、入院中。

事前に、夫Aさんの分も用意していたお弁当を、
Kちゃん父娘も含めて、4人で楽しく食べたこと。

加えてJの応援に夢中になり、
ビデオを撮るのを忘れていたら、
その夜、Kちゃんのお父さんが、
Jが映っている場面を編集して
家まで届けにきてくれたこと。

Kちゃんのお父さんは
フリーのカメラマンであること、などなど…。

B子さんは、悪気なく世間話のひとつとして、
思った通りを口にしただけでした。

ところが――、ついにAさんは爆発。

A「Kちゃんのお父さんって、奥さんの入院中、
子どもにかこつけて…。わからない人だな!

俺がいなくても、楽しかったってことか?!

入学式は、海外出張をずらして、
夫婦で参加しただろ!

俺なりに、その都度、努力しているっていうのに、
なんだよ、その態度は! あてつけか?!!」

*      *      *

女性は、嬉しい時も悲しい時も、
パートナーと気持ちを共有したいのです。

上記のような反応をパートナーがしてきた時は、
びっくりしてしまって、

「なによ! 私だって、頑張っているのにぃ!」
「自分の大変さばかり、主張しないで!!!」

ついつい“売り言葉に買い言葉”で、
叫びそうになる。

でも、ちょっと待って――。

「パートナーがわかってくれない!」
確かにそうですよね。

でも感情のままぶつかると、
話が全く違う方向に行って
バトルが始まってしまいます。

あなたの思い――

「家族の素敵な思い出を、
パートナーと共有したい・
喜びを分かち合いたい」を叶えるためには、
パートナーに「どう伝わったか」を大事に考える。

これが基本です。

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