自分の秘密をパートナーに話す? それとも…

こんにちは。相談件数4万件、
「幸せな恋愛・結婚サポートカウンセラー」、
谷地森久美子です。

さて、今回は「夫婦のあいだの秘密」
について考えていきます。

秘密?と聞くと、
ちょっとドキドキしますよね。

でも、秘密を持つことや
外に漏らさないことって、
大人だからこそ、できることです。

それでは始めましょう。

***************

「あなたは過去に何人の異性と付き合ってきましたか?」

このような内容を、パートナーに問われた時、
あなたは、どうしますか?

素直に、事実そのまま、
伝えるでしょうか。

それとも、
言わないことにするでしょうか。

どう返答しようか、迷いますよね。

パートナーによっては、

「過去のことも含めて、すべてを知りたい!」と
言ってくる人もいるかもしれません。

でも、相手の要求通り、そのまま伝えたら、

「そうなんだ…」と悲しそうな顔をされたり、
その後、関係がギクシャクしたり。

こちらは、ニーズに従っただけなのに、
結果的に、パートナーを傷つけ、
自分も後悔する…。

こういう話、よく聞きます。

過去に全くこだわらない人ももちろん
いるでしょう。

でも、パートナーに「過去を語る」ということは、
互いの内面で、次のような現象が生じます。

「今現在のパートナーと、あなたとの大事な領域」に
過去の相手が侵入し、

そして、「過去の相手とあなたとの大事な領域」に、
現在の相手を、侵入させることに繋がります。

つまり、「あなたと現在のパートナー」、

「あなたと過去の相手」、
そして、「過去と現在」、

それぞれの境界線(聖域)が、
過去を語ることで壊れていき、

カオス(混沌)状態を引き起こしかねません。

あなたにとって、
現在のパートナーも、過去の相手も

「この人だ」と思って、付き合い始めたはず。

どちらが良いとか悪いとか
結婚したとか、できなかったとか、
評価や優劣は、本当はないはず。

あなたが、その両方を、同時に
かけがえのない存在と思うのなら、

その大事な関係性には、きっちり境界線を
引きましょう。

つまり、現在に、過去は持ち込まず、
心の中に、おさめておきましょう。

現在のパートナーも、あなた自身も、
そして過去の相手との大事な思い出も守るために。

これは「心の中に見えない大事な、
境界線をひく」の話です。

そして、不倫や浮気も同様。

パートナーが全く気づいていない状況で、
自分から、白状する人が時々います。

これは、自分の心に、葛藤をおさめ続けることが
できない人に見受けられる行動のひとつ。

一見、「隠し事をせず、事実を打ち明ける」のは、
誠実なやり方のように見えますが、

平穏だった日常と、パートナーの心に
確実に穴をあけます。

このようなカップルと筆者はたくさん
お会いしてきたからこそ、言えることです。

これは、トラウマとなります!

このようなことで悶々としている場合、
ストレートにパートナーに打ち明ける前に

まずはこころの専門家と、ご自身の振り返りを行い、

今後の対応を丁寧に考えていくのが、
相手にも、自分にも優しいやり方です。

秘密を抱えることは、子どもにはできない、
自分の器が試される機会でもあります。

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