こんにちは。相談件数４万件、
「幸せな恋愛・結婚サポートカウンセラー」、
谷地森久美子です。
さて今回は、婚活ウツについて。
婚活が思うようにいかないのは、
辛いですよね。
うつっぽくなった時の
大事なポイントをお伝えします。
実はこのテーマ、婚活に限らず、
DV・モラハラ・いじめなどの被害を受けて、
自己否定に陥った時の、回復にも繋がる話です。
さて、はじめていきましょう。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「婚活」――この言葉が使われ始めたのは、
2008年からです。
最近では、
「婚活ウツ」「婚活疲労症候群」といった
婚活にまつわる不調まで話題にされるようになり、
都心のメンタルクリニックにおいては、
「ストレス外来」に並び、「婚活疲労外来」まで登場。
このような、婚活ウツや婚活疲労には、
どんな手立てが必要でしょうか。
ひとつの鍵は、
〘自分を愛する能力＝セルフ・ラブ（self‐love）〙です。
婚活パーティーやお見合いでは
年齢・職業・収入・外見などなど、
様々な条件を頭に描き、
良くも悪くも将来をかけて、
お互いに、相手をチェックする。
通常ならば「まずはお友だちから」もあるのに対し、
OKか、そうでないかの二択の世界。
自分が「この人、いいかも」と思っても
相手から、選ばれなかったり、
婚活パーティーで出会う相手が、
心に描く理想とは、ほど遠く、
自分が「ごめんなさい」を言うしかなかったり…。
相手に断られても、こちらから断っても、
どちらにしてもダメージがくる。
NOを言われれば、
相手から人格を否定された気落ちになる。
こちらがNOをいう時は、
「これまで、それなりに頑張ってきた。
なのに、今の自分は、理想とは違う、
こういう人としか出会えないの？」
と、今度は、自分にダメだしをする。
そして、おつきあいが成立にならない限り、
婚活のたびに、傷をさらに、えぐることになる。
この状況は、なかなか人には伝わらず、
本人も説明し辛くて、
心の中に自己否定感が積み重なる。
でも、こんな状況のあなたに伝えたい――。
私たちには、誰でも、
自分は、価値ある存在だと、
自分を愛する能力、
「セルフ・ラブself‐love」があるのです。
これは、専門用語では「自己愛」、
普段、わたしたちが使う言葉では、
「自己肯定感」や「自尊心」に近いのですが、
自分自らが、自分を愛するという意味で、
ここでは「セルフ・ラブ」と呼びますね。
繰り返します、
こんな時こそ、自分を愛し、支える、
セルフ・ラブの力を思い出してください。
なぜなら、これまで、あなたがどんなに
頑張ってきたか、誰よりも知っているのは
あなた自身だから。
ウツっぽく、グレーな気分なのは
この、セルフ・ラブが弱っているのです！
お見合いパーティーは、ある意味、戦場です。
子どものころ、
褒める前に、注意やチェックが多い親に育てられたり、
「じぶんはOK」と思えない環境で
生きてきた人は、
婚活パーティーのような、
OKか、そうでないかの二択の状況では、
自分を価値ある存在として認め、労い続けることが
必然的に難しくなるのです。
そして子どものときに漠然と体験していた
「自分が悪いから、（親に）愛されないのだ」
という傾向性が、
婚活の時でも、むくむくと顔を出し、
「うまくいかないのは、自分が悪いから」
という悪循環（パターン）へと、
はまっていくのです。
婚活でうつっぽくなったり、
とても疲れてしまった場合、
自分自身に、
先のパターンがないかを、まずチェックしましょう。
そして、心当たりのある方は、
「婚活がうまくいかない」が、
「自分が悪い」にすり替わらないよう、
ちゃんと仕分けや区別をしましょうね。
この仕分けができるかどうかが、
幸せの分かれ道。それだけ、重要な部分です！
それができないほど疲れている人は、
心の整理を手伝ってもらう目的で、
カウンセラーなど専門家の力を借りましょう。
これだって、自分を元気にするための、
自分を愛する行為です。
〘自分を愛する能力＝セルフ・ラブ（self‐love）〙は
婚活に限らず、
パワハラ等のハラスメント関係で追い詰められた時、
仕事で窮地に立った時など、
人生に根ざす危機状況で、
自己否定せず、自分を支える土台となるものです。
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