パートナーが内緒で大金を…。そんなの許せない!

こんにちは。相談件数4万件、
「幸せな恋愛・結婚サポートカウンセラー」、
谷地森久美子です。

みなさんは、家計や貯蓄をパートナーと、
どのように話し合っていますか。

ふたりのうちのどちらかが家計を管理して、
もう一方は「相手にまかせた」
となっているのが、おそらく多いですよね。

お金は、二人の幸せを支える要素のひとつですが、
同時に、こじれるもとにもなります。

結婚生活においては、
愛情とお金は「表裏一体」、
対(つい)の関係でもあります。

今回は、夫婦のあいだで
金銭トラブルが起こった時の
和解のコツについて考えていきたいと思います。

それでは、はじめましょう。

******************
   
みなさんは、一緒に生活しているパートナーが
内緒で、共有の貯金をおろして、
   
100万をこえる買い物をしていたら、
どんな気持ちになるでしょうか。
    
もちろん、「ショック!」ですよね。

    
そして、「裏切られた」とか、
「なんで事前に相談してくれなかったの?」とか、
  
傷ついた気持ちや、怒りの気持ちが
当然、わきますよね。
   
これは男女共通の反応です。

   
   
ある男性の場合、次のようでした。
   
奥さんが、ご本人に黙って、
西陣織の着物を一括払いで購入。
    
たまたま貯蓄額を確かめるため、
通帳を目にした時に、そのことが発覚。

   
そして、気がついた直後には
男性も上記のように
   
「なぜ?!」という驚きで、
   
パートナーを泣くほど問い詰め、
怒鳴り散らしてしまったといいます。

   
   
さて、こんな時、
    
仲直りに向けて、今後ギクシャクしないよう、   
どんな工夫をすればよいでしょうか。
   

 
  
よく陥りがちなやり方は、
一つの手段や方針に限定してしまうこと。
   
例えば、「妻ではなく、夫がお金を管理する」。
  
これだと、奥さんが悪者扱いされた感じですね。
   

   
例えば、「夫婦で定期的にお金の流れを把握する」。
   
もちろん、正当な方法です。
   
でも、関係に摩擦が入った状況に、
新しいやり方を取り入れるときには、
  
「事前の準備が必要」です。
   
    
のちのち、ふたりのあいだにわだかまりを
残さないようにするために、次のことを
おさえましょう。
   
    
大きな買い物をしたくなったのは
どうしてなのかと、
   
その〔気持ちや動機を、まずは話し合って〕みましょう。
   
夫婦共有の貯金を、
なんの相談も無しに使うのは、
     
もちろんパートナーは気分を害しますね。
   
ですが、だからと言って、
   
事務的に新しいルールを
取り決めることだけに目を向けてしまうと、
   
押し付けられたほうは、すんなりとは
受け入れられないものです。
   
たとえ、頭で「悪かった」と思っても。
   
   
そして、納得感のないまま、
また繰り返す可能性もある。
 
  
   
先の男性は、
どうしてこんなことをしたのか、
思い切って尋ねてみたそうです。
  
   
妻「素晴らしい一点ものに出会い、
この機会を逃したら、この先、手に入らないかもと
思って、買ってしまった」とのこと。
 

   
男性は、心の中では、
まだモヤモヤが続きましたが、
   
そうしたくなったのは、どうしてなの?と
    
さらに聞いてみました。すると――、
 
 
   
妻「ここ数年、着付け教室に通いだして…。
将来を考えた時、講師の道に進みたいと
思いはじめた。
  
それなら、今のうちから、
少しは上質な着物を着こなしておきたい。
そう考えるようになった。
もちろん、勝手な行動だったとは
反省してるけど」
   
と、すまなさそうに奥さんが語り始めたといいます。
 

 
それを聞いて、男性は、
   
夫「できれば、一言、相談してほしかった。
考えていることが少しでもわかれば、
じゃあ、どうしようかと、一緒に考えたと思う。」
  
と、思ったそうです。
  
さすがに、即 購入はできないにしても、
 

  
そういうことなら、ほかに工夫もできたかも、
と、会話をしていく中で、
  
次第に気持ちがほぐれていったそうです。
  

   
一見、「間違っている」と思ったことでも、 
反射的に、相手を問い詰めるのではなく、
   
こうやって、「思いを分かち合う」ことが重要です。
    
その過程があった上で、次に、
「お金」に関して、ルールを決める。
   
 
  
例えば、
事前相談が必要な「大金」の具体的な額。
   
1万円なのか、3万円以上なのか、など。
   
夫婦の暮らしぶりによって、その額は異なってくるもの。
 
  
   
一面的な「こうすべき」ではなく、
    
「ふたりのあいだの、
すりあわせ」がポイントですね。

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