ふたりが最強のパートナーになるための条件とは何か(前編)

こんにちは。相談件数4万件、
「幸せな恋愛・結婚カウンセリング」、
臨床心理士の谷地森久美子です。

さて今回は、カップルがお互い、
最強のパートナーとなるために必要なこと、
大切なことを考えていきます。

どんなに辛いことがあっても、
いつも自分には必ず受け入れてくれる人がいる…
と思えるのは、生きていく上で、
それ自体が希望となりますね。

それでは、はじめていきましょう。

****************

        
恋人時代、特に付き合った当初は、相手のことを
あれこれ考えることに喜びを感じるものですね。
  
それが、付き合いが長くなり、関係に慣れてしまうと、
  
パートナーの存在が空気のように当たり前になっていく。
   
「一緒になって長いのだから、わかって当然。
言わなくても察してほしい。
だって、夫婦/パートナーなのだから」と、
    
ついつい思ってしまう。
  
これは油断するとやりがちなコミュニケーションのひとつ。
私も耳が痛い話です…。
   
でも、そのやり方を続けていると摩擦が生じ、次第に
大きな溝や壁がふたりの関係を阻んでいく――。
      
「一緒にいたい・愛している」がスタートだったはずなのに、
こうなってしまうのは、あまりに悲しいこと。
     
     
「運命の人だ」と思った相手と、気持ちを通い合わせ、
いつまでも愛情や信頼を積み上げていける関係でありたい――。
これは、誰もが願うことですね。
    
そのためには、
「互いが互いの最強のパートナーになる」ことですね!
   
でも…、それには、心の中で、
思っているだけでは、かないませんね。
  
  
最強のパートナーになるには、
次の2つの観点をおさえることが重要です。
     
     
ふたり一緒の成長を目指して「関係を耕していく」こと。
     
それと同時に、
個人でも成長を意図して、自分を育んでいくこと。
     
  
   
本編では、互いに最強のパートナーとなるために、
「関係を耕す」ためのポイントを考えていきます。
    
     
私は、これまでたくさんの、
「うまく行っているカップル」とお会いしてきましたが、
     
その方々には次のような共通点がありました。それは――、
   
     
①「どんなことでも、ふたりで丁寧に話し合う」を基本とする
②「私たち感覚」を身につけている
    
    
以下に詳しく説明していきますね。
     
①何が起こっても、労を惜しまず、互いに
納得するまで「ふたりで丁寧に話し合う」:
       
できれば、おつきあいの時期から、これを、ふたりの「習慣」、
「大事なことが起きた時にいつも行う約束事」にしましょう。
  
なぜなら、特に、カップルが結婚すると、
独身時代にはありえない、「え?!」という出来事が
生活する中で起こるからです。
  
ひとつひとつが些細なことであっても、そのたび、
ひとりで察し、我慢していると、
     
我慢が山積みになり、長い年月を経て、
根深い傷や恨みに変わっていくことがよくあります。
     
のちに、足元を揺るがすような出来事が起きた時、
    
「これまで、ひとりで我慢したのに!」
「どれだけ、あなたのためにやってきたか、
わかってる?!」などなど、
           
過去に埋もれていた痛みや恨みが、
突然、現在に顔を出し、
再燃してしまうことがあるのです。
  
危機をあらかじめ予防する意味でも、察しすぎず、
マメに言葉でのコミュニケーションを心がけましょう。
    
よくビジネスでは「報告・連絡・相談」が大事と言われますが、
  
夫婦・カップルのあいだでは、それに、
ある配慮をプラスする意識が肝心です。
  
――それは、
    
   
「気持ちが通い合っているやりとり」に
なっているかどうか、です。
    
ひとりでおし黙っているより、言葉にしてみること。
  
これが、夫婦・カップルの関係を耕す最初の一歩ですが、
   
「事柄」にとどまらず、
そのやりとりに気持ちや思いが込められているか、
     
ふたりのあいだに
「あたたかい情緒が通い合っている」か――が重要です!
  
   
②独身のときの自分中心を抜け出し、
「私たちマインド」を身につける:
      
上記①にも重なりますが、一緒にいる時間が長くなり、
結婚し、そして子どもができるとなおのこと、
      
コマゴマとした事柄に始終、
関わらざるを得なくなるものですね。
     
その時、それらのことに意味を見出せなかったり
    
「なんで、こんなことに煩わされるのか?」と
生活自体に、かったるさを感じるかもしれません。
   
でも、この苦痛の状況こそ、ふたりで一緒に
成長できるかどうかの勝負の局面です!
    
  
苦痛を感じるまでは誰でもあることですが、
「もういやだ!」と、放棄したくなる心持ちは
    
独身の立ち位置にとどまったまま、
「私たち」として生きる意識が定まらない証拠です。
   
    
そして、いまだ独身気分の殺し文句が、これ。
    
「もういい! 離婚だ、離婚!!!」
    
    
結婚したのに、ひとりで安易に離婚を口にするのは、
     
ゼロか百か、白か黒かの、幼稚な心の現れ。
大人になりきれない永遠の少年・少女。
   
長い人生、共に歩むには難しいひとたちです。
    
    
「私たちマインド」は
    
楽しいことだけでなく、やっかいな状況に遭遇しても、
    
ふたりで忍耐強く、話し合ったり、
一緒に、踏みとどまってみたりする中でこそ、
培われていくのです。
  
つまり、危機を通じて、ふたりで試みる
「地道なトライ&エラー」の積み重ねが、
     
「夫婦/カップルの成長」をサポートしてくれるのです。

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