愛するパートナーを「うつ」から守る! ~「うつ」の兆候の見抜き方~

こんにちは。相談件数4万件、
「幸せな恋愛・結婚サポートカウンセラー」、
谷地森久美子です。

前回の「うつっぽさ」に関する記事について、
個人メールでも多くの方から反響をいただきました。

長い人生、
生きていると色々なことがあるもの。

うつっぽくなることだって、
誰にでもあることです。

でも、もし最愛のパートナーが
「うつ」になりかけていたら…。

あなたは、どうやってサポートしますか。

「うつの兆候って?」
「兆候がわかった時の、対応のコツは何?」

様々な疑問が湧きますよね。

今回は、これまで20年間以上、
たくさんのお客様とその家族に関わってきた、
著者オリジナルの考え方をご紹介したいと思います。

***********************

【1】プチうつ(初期の初期)の兆候・特徴

一般書の中で、うつの初期症状として
「意欲低下」「気分の晴れなさ」
などがあげられていますが、
この段階でおさえる点は、以下の3つ。

①「からだ」に「小さな不調」がいくつも出始める:

たとえば、
「以前は滅多にひかなかったのに、風邪をひきやすくなった」
「寝ても、なんとなく疲れが残っている」 など。

ひとつひとつは、取るに足らないことですが
いくつも重なり、それが睡眠・休養でリセットされず、
次第に蓄積していきます。

② 不自然に「大丈夫」を連発する:

パートナーが、なんとなく調子が悪い様子ならば
それとなく「最近、少しお疲れ気味…かな?」等、
いたわりつつ、体調について、たずねてみましょう。

そんな時、パートナーが
「大丈夫、大丈夫」と即答したり、
自分に言い聞かせたりしている様子なら、要注意。

これは、良くも悪くも、「辛い状況への適応」
(からだとこころの工夫)です。

家族の前で、がんばらなくてもいいのにね…。

③ からだからの「サイン」を無いことにする:

うつだけでなく、心身の不調は、
必ず兆候があるもの。

それは、ごくごく、
さりげないサインとして現れます。

でも頭のレベルで一方的に「大したことではない」と
無かったことにしがちです。

そのサインを気に留めるか、留めないか。
それが、その後の分かれ道。

「うつ」や「大きな病気」になるのは、
これらの小さなサインをないがしろにした結果です。

【2】パートナーへの具体的な対応・声かけ

仮にあなたが、パートナーの兆候に
気が付いたとしましょう。

でも、関係が近いと、声かけが、難しい。

身近な人ほど、素直に耳を傾けてくれません。

「これまでバリバリ活躍してきている」
「社会的地位が高い」
「日頃、ひとに頼られる立場にある」 など、

これらの状況にある男性は特に、

ひとに頼る習慣や経験が少なく、慣れていないため
不調であること自体を、自分で認めようとしないもの。

さて、こんな時は―――。

①「自分への投資」として、からだに良いことを
すすめる:

実際、事前にあなたが試して「この人はお勧め」という
からだの専門家(鍼灸、オステオパシー、整体など)の
中で、

パートナーのからだの状態に適した、
パートナーと相性がよさそうな
専門家をリストアップして、さりげなく、
「一緒に(施術を受けに)いってみない?」と、
誘ってみる。

「○○さん(という専門家)は、こんなふうに腕が良いのよ」と
あなた自身の体験談をいろいろと伝え、

初めて施術を受ける不安を極力、
和らげる配慮も肝心です。

それに対し、
パートナーが応じてくれればラッキーですね。

一度、声をかけて難しい場合、
パートナーが話を聞いてくれそうな時に、

最低でも「3回」くらいは、諦めずトライしましょう。

「どうしても嫌だ」と拒否された場合は、
それ以上は、無理強いしないこと。

本人が心底、のぞんでいないのに、
押し付けるのは逆効果になるからです。

➁ 拒否された時の、その後の対策:

「放っておいてほしい」 「余計なお世話だ」と
拒否されることは、近しい関係ではよくあること。

こんな時は、
発想の転換をしましょう。

通常、パートナーのために、なんとかしたい…と
支援しようとしている側も、近視眼的になりがちです。

信頼できる友人や、
もし身近に心理カウンセラーがいたら、
あなた自身が相談に出向き、
事態を大局的に眺めなおすのも、
ひとつの方法だと考えます。

今後、パートナーに治療が必要になった時の、
こころの専門家の選び方は、
次回、お伝えしますね。参考になれば幸いです。

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