離婚の痛みを越えて、幸せな人生を手にするための智恵 ~ 心の癒し方編 ~

こんにちは。相談件数4万件、
「幸せな恋愛・結婚サポートカウンセラー」、
谷地森久美子です。

芸能人、政治家などの不倫問題が、
メディアで大きな話題になることがあります。

そして不倫は、カップルの関係に
破壊的なダメージを与えるもの。

最悪、離婚へと
発展してしまうケースも多いです。

さて今回は、
「離婚の痛みの癒し方」について。

痛みだけでなく、辛さ、悲しみなどを越えて、
幸せをつかむためには、
どうやって自分を癒していけばよいかを
考えていきます。

さて、はじめていきましょう。

****************
    
人の気持ちや関係性は、変化がつきものですね。
  
この人なら、いつまでも幸せるにくらせるはず、
と思っていても、現実生活では様々な試練が
起こり、ふたりを揺さぶります。
  
子どもが生まれて、ついついパートナーよりも
子ども優先・中心の生活になってしまったり、
    
仕事のストレスで、家族に心が向かなくなったりして
    
ちょっとした掛け違いや思い違いが生じます。
    
それでも、「些細なことだ」と気に留めず、
日々の忙しさにかまけ、気が付くと、
パートナーとの会話が減り、
きょうは相手がどんな表情だったかも無関心になる。
   
  
最初は、小さな溝だったものが、
時間と共に大きくなり、何かの出来事がきっかけで、
   
離婚を決断せざるを得ないカップルが、
最近では少なくありません。
  
   
日本人研究者も加わったウィスコンシン大学の調査によると、
  
今日の結婚のおよそ3分の1が、
結婚後20年以内に離婚に終わる――という結果が出ています。
  
  
さて、「離婚」という言葉は、
一見、ネガティブな響きがありますね。しかし、
   
離婚を通して、自分の課題をはっきり自覚し、
人間的に成長している方々を、私は沢山知っています。
  
つまり、上にあげた調査研究のように
結婚後20年以内に、約3分の1が離婚したとしても、
  
その中の何割かの方々は、その後に、ご自身の力で
幸せをつかんでいるのです。  

  
本編では、幸せを実際つかもうと動き始める前の、
心の傷の癒し方について、ご紹介します。
      
〔心の癒し方の大事なポイント〕
   
1) 離婚の痛みを無視しないで、自分自身を
意図的にねぎらう:
   
離婚は、人生のパートナーだった人とのお別れであり、
「大きな喪失体験」です。
  
ですから、ぎゃあぁぁ~っと叫び、
大泣きしたくなるほど、
  
心は、痛くて痛くて痛くて、たまらないですし、
身体も相当のダメージを受けています。
  
情緒不安定になったり、眠れなくなったり、
風邪を引きやすくなったり、起きれなくなったりと、
  
その影響が、様々な不調として
現れてくることがあります。
  
離婚直後は何事も無かったのに、
   
離婚に関わる様々な手続きを終えてから、
  
あるいは離婚前後から手がけていた
仕事の忙しさが、ピークをすぎた頃、
  
あらためて、ダメージが押し寄せてくることがあります。
  
   
私の、あるお客様は、
離婚をした時、涙も出なかったのに、
  
その後、ペットの死を通して初めて、
心の奥底の、離婚の悲しみに直面できた方もおられます。
    
(とても不思議ですが、ペットが飼い主の悲しみを、
かわりに引き受けたかのように、
突然、病気になったり、亡くなる話は、
珍しいことではありません)
  
   
上記のように、いつもの自分と違う状態になったとしても、
   
それは、大事な相手・大事な関係性を失った、
自然な反応と、とらえましょう。
  
明るく、前向きに、と無理しないでくださいね。
  
離婚が原因で、「ウツ」になっても自然な反応です。
  
あなたにとって、それだけ大事な関係だった
という証なのですから。
  
  
不調になったり、ウツになったりしたら、
  
むしろ、心と身体の休息だと思って、
自覚的に、ご自身をいたわりましょう。
  
    
2) 自分に起きている心身の反応を忌み嫌わず、
必要なものだと「受け取る」:
  
1にあげたように、まずはご自身に
いたわりの気持ちをむけましょう。
  
しかし、真面目な人ほど、
  
「自分は、人間として最低だ」
    
「相手の人生を狂わせてしまった」
    
「こんな自分は、今後、誰かと結婚する資格は無い」
      
「誰かと恋をしたり結婚するのは、当分は考えられない」
  
などなど、自分自身を責め続けたり、
  
人との交流をシャットアウトしてしまうことが
  
離婚の場合、ありがちです。
   
    
心のどこかに、自分や相手に、
怒りを向け続けている部分があるとしたら、
  
それは、怒りの奥に「悲しみ」がありながら、
それを感じないようにするために起きている、
心の反応のひとつです。
  
怒りどころか、「何も感じない」場合も、
  
弱ったあなた自身が
  
直接、悲しみに触れないですむための、
心の反応のひとつだと考えましょう。
  
  
今は、変化の途中過程です。
  
これまで知らなかった自分自身があらわになっても、
   
それをどうか、忌み嫌わないでくださいね。
  
この過程、この状況を丁寧にくぐりぬけることが
  
次のあなたに繋がります。
    
  
大事な相手を失った、このような「喪失体験」を
心の底から嘆き悲しむこと。
  
大事な何かを失うと、私たちは、半ば無意識的に
     
かわりの誰かに熱中したり、
  
お酒に依存したり、ひとりの時間がないように
次々スケジュールを入れたり、
   
あるいは、
仕事に過度に依存して、考える時間をなくしたり――。
  
しかし、それは、心にぽっかりあいた穴を一時的に
ふさぐ空虚な試みにしかなりません。
    
   
大事な相手や、その関係を失った、その状況に
留まり続けることは、
  
痛いし、辛いし、苦しいし、耐えられない。
  
でも、その過程こそが、
   
精神分析の大家であるフロイトや、
その弟子たちが重要視した、
    
「悲哀のプロセス」なのです。
     
       
本編にむけて、最後に一言。
    
    
苦しみや悲しみの渦中に留まり、
その辛さを実感し続けることは、
  
大人のこころを成熟へといざなう
大事なプロセスです。
  
ですが、ひとりでやりすぎると、
自分を追い詰めたり、
    
途方に暮れて身動きできない状況に
ハマってしまうことも、時にはあるものです。
  
   
そうなった場合、上にあげたような事柄を
理解している心の専門家に、
      
あなたの大事なプロセスの同行者になってもらう
ことも、選択肢のひとつに入れておくと
よいかもしれません。  

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