こんにちは。相談件数4万件、
「幸せな恋愛・結婚サポートカウンセラー」、
谷地森久美子です。
前回の「うつっぽさ」に関する記事について、
個人メールでも多くの方から反響をいただきました。
長い人生、
生きていると色々なことがあるもの。
うつっぽくなることだって、
誰にでもあることです。
でも、もし最愛のパートナーが
「うつ」になりかけていたら…。
あなたは、どうやってサポートしますか。
「うつの兆候って?」
「兆候がわかった時の、対応のコツは何?」
様々な疑問が湧きますよね。
今回は、これまで20年間以上、
たくさんのお客様とその家族に関わってきた、
著者オリジナルの考え方をご紹介したいと思います。
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【1】プチうつ(初期の初期)の兆候・特徴
一般書の中で、うつの初期症状として
「意欲低下」「気分の晴れなさ」
などがあげられていますが、
この段階でおさえる点は、以下の3つ。
①「からだ」に「小さな不調」がいくつも出始める:
たとえば、
「以前は滅多にひかなかったのに、風邪をひきやすくなった」
「寝ても、なんとなく疲れが残っている」 など。
ひとつひとつは、取るに足らないことですが
いくつも重なり、それが睡眠・休養でリセットされず、
次第に蓄積していきます。
② 不自然に「大丈夫」を連発する:
パートナーが、なんとなく調子が悪い様子ならば
それとなく「最近、少しお疲れ気味…かな?」等、
いたわりつつ、体調について、たずねてみましょう。
そんな時、パートナーが
「大丈夫、大丈夫」と即答したり、
自分に言い聞かせたりしている様子なら、要注意。
これは、良くも悪くも、「辛い状況への適応」
(からだとこころの工夫)です。
家族の前で、がんばらなくてもいいのにね…。
③ からだからの「サイン」を無いことにする:
うつだけでなく、心身の不調は、
必ず兆候があるもの。
それは、ごくごく、
さりげないサインとして現れます。
でも頭のレベルで一方的に「大したことではない」と
無かったことにしがちです。
そのサインを気に留めるか、留めないか。
それが、その後の分かれ道。
「うつ」や「大きな病気」になるのは、
これらの小さなサインをないがしろにした結果です。
【2】パートナーへの具体的な対応・声かけ
仮にあなたが、パートナーの兆候に
気が付いたとしましょう。
でも、関係が近いと、声かけが、難しい。
身近な人ほど、素直に耳を傾けてくれません。
「これまでバリバリ活躍してきている」
「社会的地位が高い」
「日頃、ひとに頼られる立場にある」 など、
これらの状況にある男性は特に、
ひとに頼る習慣や経験が少なく、慣れていないため
不調であること自体を、自分で認めようとしないもの。
さて、こんな時は―――。
①「自分への投資」として、からだに良いことを
すすめる:
実際、事前にあなたが試して「この人はお勧め」という
からだの専門家(鍼灸、オステオパシー、整体など)の
中で、
パートナーのからだの状態に適した、
パートナーと相性がよさそうな
専門家をリストアップして、さりげなく、
「一緒に(施術を受けに)いってみない?」と、
誘ってみる。
「○○さん(という専門家)は、こんなふうに腕が良いのよ」と
あなた自身の体験談をいろいろと伝え、
初めて施術を受ける不安を極力、
和らげる配慮も肝心です。
それに対し、
パートナーが応じてくれればラッキーですね。
一度、声をかけて難しい場合、
パートナーが話を聞いてくれそうな時に、
最低でも「3回」くらいは、諦めずトライしましょう。
「どうしても嫌だ」と拒否された場合は、
それ以上は、無理強いしないこと。
本人が心底、のぞんでいないのに、
押し付けるのは逆効果になるからです。
➁ 拒否された時の、その後の対策:
「放っておいてほしい」 「余計なお世話だ」と
拒否されることは、近しい関係ではよくあること。
こんな時は、
発想の転換をしましょう。
通常、パートナーのために、なんとかしたい…と
支援しようとしている側も、近視眼的になりがちです。
信頼できる友人や、
もし身近に心理カウンセラーがいたら、
あなた自身が相談に出向き、
事態を大局的に眺めなおすのも、
ひとつの方法だと考えます。
今後、パートナーに治療が必要になった時の、
こころの専門家の選び方は、
次回、お伝えしますね。参考になれば幸いです。
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