こんにちは。相談件数4万件、
「幸せな恋愛・結婚サポートカウンセラー」、
谷地森久美子です。
「いけない恋」が発覚した時、男女は関係なく、
ダメージは相当なものですよね。
今回は、そのような危機に遭遇した時の
「心のととのえ方・癒し方」を考えていきます。
さて、はじめていきましょう。
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パートナーの裏切りに気づいてしまった!!
発覚直後は、「何が起こったの? どういうこと?」と
頭は混乱し、
泣いたり、わめいたり、思いがあふれて、
自分を制御できなくなるもの。
相手によっては、謝ってくることも
ありますが、
それでも、許せない――。
これは、当然ですね!!
もし、みなさんが、このような危機に遭遇した時、
「あなたひとり、孤立・孤独に陥らないこと」
「自分をととのえる工夫をしていくこと」
大まかには、この2点をおさえましょう。
ここから、さらに説明していきますね。
1) あなたが孤独に陥らないために:
この段階で幾つかのポイントがあります。
まずは、「この状況を誰かに相談すること」。
ひとりで抱えていると、否定的な発想の中で
堂々巡りしがちです。
そのため、信頼できる相談相手をぜひ、
さがしてください。
結婚している方は、「親」に相談すると、
逆効果になることがありますので、注意しましょう。
例えば、実家の親に相談する場合。
話をきいてくれることはありがたいですが、
「○○(パートナーの名前)って、結婚の挨拶に
きた時から、こうなる雰囲気があったのよね。
やっぱりね~。ラチがあかないなら、さっさと離婚して、
帰ってきなさい。それとも、その前に別居する?」
というふうに、かなり前に
成人している我が子を子ども扱いし、
実家という鳥かごに、また封じ込めるような
発言を無自覚にしてしまう親がいます。
不倫といった大きなことでなくても、
ついつい実家の親に、パートナーのグチを
こぼすのは、あなたの将来に望ましいこと
ではないので、ひかえましょうね。
なぜなら、あなたの中で培われつつある
「主体性」が、油断すると
根腐れをおこしてしまうからです。
母親によっては、
「こんなの、長い結婚生活では
ありがちなこと、大騒ぎしない。
私もお父さんに苦労したのよ。あなたも頑張りなさい!」
と、相談した側の気持ちとは関係なしの、
反応をされる危険もあります。
ただし、パートナーが懲りることなく、
不義理を繰り返す場合、
あなた自身をいたわる目的で、緊急避難的に、
実家を活用するのは、悪くありません。
一方、パートナー側の親に、どうしても伝えたい場合、
想定外の反応が返ってくるかもしれないことを
ぜひ頭の片隅にとめておきましょう。
あなたとしては、困ってしまって
理解してもらいたいわけですが、
心情的には、自分の子どもの立場を中心に
考えるものです。
そうなると身近で相談しやすいのは、
「友だち」
「頼りになりそうな知人」ですが、
どうしてもゴシップになりやすい内容です、
「ここだけの秘密ね」と頼んでも、
そのまた友人に「ここだけの秘密なんだけど」と
周囲に広まっていく可能性があります。
誰に相談するかは、必ず吟味しましょう。
安心できる第三者に相談する時は、
可能であれば事前に、
困っている状況を時間の経過と共に
書きだしてみましょう。
加えて、自分自身が、
「何をどうしたいのか」
「どういう状況になることを望むのか」などを
まずは自分自身で、まとめてみることをお勧めします。
それをするだけでも、頭の中だけで、
ぐるぐる考え続ける世界から抜け出せて、
今後の選択肢の幅が広がるかもしれません。
2)「自分をととのえる工夫」をするために:
実際のカウンセリングの中では、かなり丁寧に
おこなっていく部分ですが、
今回は、関係悪化を防ぐための
ポイントをひとつ、ご紹介します。
このようなキツイ状況の時には、
心の引き出しに投げ込んでいた、
自分の過去の「愛されなかった」体験の傷が
うずくことがあります。
例えば、自分の親との関係や、
過去の愛情関係においてのものです。
裏切ったのは、現在のパートナー。
しかし、その裏切りをきっかけに、
過去の辛さや心の傷が
急に噴き出してくることがあるのです。
過去に自分を傷つけた人と同様に、
こうやって、“あなたも”自分を捨てるのか!!!
となるわけです。
現在が、過去の辛い体験に、
脅かされる現象が起こってしまいます。
自分自身が、これに該当するかの見極めは、
現在の、「不安に支配され、
辛かったり悲しかったりする体験」が、
どこか“知っている、馴染み”の状況かどうかです。
もし、そうであれば、今の不安は、
過去――特に子どもの頃に感じた不安が
重なっているのかもしれません。
子ども時に感じる不安は、
大人になって感じる不安とは、
比べ物にならないほどの、恐怖や苦しみを伴います。
足元が崩れ去るような、あるいは、
この世の果てに突き落とされたような、
恐怖・途方もなさ・無力感などが含まれる質のものです。
それに近いものが、今、ある場合は、
パートナーが話し合いを提案してきても、
自分のほうが、思考停止状態になったり、
必要以上に、相手を罵倒してしまったりします。
そうなると、起きた状況以上のダメージが
あなたと、パートナーを襲い、さらに
溝が深まってしまいます。
その場合は、ひとりで頑張ろうと無理せず、
必ず「心の専門家の力をかりて」、
まずは、ご自身の心を安心させてあげて
くださいね。
愛情に関わる問題は、相手と距離が近い分、
同様に距離が近い親との未完了の課題が、
出てきてしまうことが多いため、
ほかの問題よりも、辛さが付きまとうのです。
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